2018年6月10日日曜日

2018年ロシア・ワールドカップ予想


 私はサッカーについては完全な素人だが、ワールドカップのたびに順位予想ごっこをするのが慣例になっている。実際は、グループごとの順位予想から始めているのだが、ブログではベストフォー以上を予想してみたい。

 ドイツとブラジルが各グループ一位通過すれば、対戦するのは決勝ということになり、優勝はドイツではないかと思う。ドイツは、最近のワールドカップ前の親善試合でも苦戦をし、またセンターFWが超一流というわけではなく絶対的な強みはない。しかし、ブラジルと比べた場合の気候の有利さで優勝候補と判断した。また、ドイツはワールドカップ中にチームとして成長するという印象が強い。レーブがどのようにチームを引き締めていくのか、見ものである。

 ブラジルを優勝候補ともしたい。しかし、ブラジルの中心選手はヨーロッパで活躍しているとはいえ、6月に気候が異なるロシアで1か月滞在というのはかなり身体に影響を与えるのではないだろうか。ヨーロッパでの開催では、1958年のスウェーデン大会以来、優勝はない。さらに、ブラジルというとネイマール中心のチームというイメージだが、このチームは両サイドバックからの二本の槍が武器でもある。そのうちの一本であるダニエウ・アウベスをケガで欠くとなると、攻撃、守備ともに不安が残る。

 フランスがCグループ一位通過して勝ち上れば準決勝でブラジルと対戦する。今回のフランスチームは、タレントがそろい、組織力もあるいいチームだと思う。しかしブラジルを倒すほどの力があるかというとやはり疑問符が付く。ワントップはジルーなのだろうか。二列目のグリエーズマンや中盤のボグバと比較すると非力感は否めないのだが、なぜワントップのラカゼットを代表から外したのだろう。

 アルゼンチンは、メッシがチームの中で機能するかどうかが全てである。南米予選ではなかなか機能せずにメッシが戦犯扱いされた。しかし、ワールドカップ前に、ナショナルチームとして比較的合同で練習できる期間があるので、ベストフォーまでは勝ち進めるのではないかと思う。何といっても、メッシ以外にもタレントは豊富である。しかし、クロアチア、ナイジェリア、初出場の不気味なアイスランドがいるDグループは勝ち抜くだけでも大変で、グループリーグ敗退の可能性も低くはない。

 これら以外で上位に食い込んでくる、あるいは優勝候補と考えられるのが、イングランド、スペイン、ポルトガル、ポーランド、ベルギーなどだろう。ポルトガル、ポーランド、ベルギーには、それぞれワールドクラスのスターがいるが、やはり選手層が薄く、主力がケガをしたり、イエローの累積で出場停止になったりしたときに、ガタッと戦力が落ちる。イングランドは、この15年ほど、GキーパーとセンターFWの人材不足に悩まされてきた。今回はやっとセンターFWのケインとGキーパーのハートで解決できたかなと思ったら、ハートが代表入りしていない。上位に食い込むためには不安材料である。スペインは、黄金期のメンバーに陰りがさし、世代交代が今一つ進んでいないようだ。また、センターFWとして期待されていたモラタが代表入りしていない。ベストフォーはちょっと難しいのではないだろうか。個人的に期待しているチームはクロアチアである。モドリッチやマンジュキッチなどのワールドクラスのスターを擁してどこまで勝ち抜けるかちょっと楽しみなのだが、アルゼンチンと同じ死のグループにいる。グループリーグを勝ち抜くだけでも大変だろう。

 日本? 三連敗でしょう。全く期待しておりません。

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